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更新日:2020年3月27日
さてさて、世の中にはidentity theft が横行しています。そんな時にあなたならどうやって自分と家族を守りますか?
友人にあった話なのですが、ある日電話がかかってきて、電話の相手は借金取立て会社(コレクションカンパニー)で、あなたには$2300の借金がありますと突然言われました。
話を聞いてみると、そのお金はあなたの旦那さんがこさえたもので、2019年の2月にトーイング されたマスタングのお金をまだ払っていないと言うのです。まず友人はマスタングに乗っていない!乗ったことさえない。車のVINナンバーも仰々しく言いますが、そんなの全く身に覚えはない。しかしながら相手は旦那さんの免許証の情報を持っていて、住所も電話番号も持っているし内心不安にもなってしまいます。払えと言われても、身に覚えもないし一体どうしたら。電話の相手もとても失礼な喋り方で、脅すような話し方をしてきます。
1. まずは相手の会社の名前、住所、電話番号を聞きましょう。また、相手が聞いてきた場合も自分の情報を自分から提供してはいけません。相手が持っている情報があっているのか確認してみましょう。今回の場合のように、車の車種が違かったり、住所が違う場合があります。
2. 請求額を確認しましょう。他にもフィーなどが発生している場合はそれも確認しましょう。
3. そのお金は何が理由で発生して、本来請求している元の会社はどこなのか、また、それはいつ発生したのかを確認しましょう。
4. この請求額は誰が払う必要があるのかの情報も確認しましょう。
こちらの情報はアメリカの消費者金融相談局(CFPB)のサイトを参考にさせていただいております。
こちらのサイトによるとカリフォルニアの(アメリカの?)法律上、コレクションカンパニーは一番最初に電話でいきなり連絡するのは法律違反なのだそうです。通常は必ず書面での連絡がまず必要になるのだそうです。
一度上記の情報を確認したら、こちらの会社が詐欺の会社ではないかを確認してみましょう。
このサイトでは先ほど聞き出したコレクションカンパニーの情報をみられる場合があります。その会社が過去に他のお客さんどんなレビューをされているのかが確認できます。この会社がBBBにapproveされているのかもみられます。(会社はBBBのアプルーバルをもらう必要は特にありませんが)
会社の名前をタイプして検索してみましょう。
今回もこちらを確認したところ、同じように全く身に覚えの無い車のトーイング の請求をされている人がクレームをしていて、その数18件。また全く同じような内容でした。コレクションカンパニーならば、他にもいろいろなコレクションをしていると思われ、もしもきちんと正規の会社であれば、他のクレームもあっても良さそうなものです。またかけてくる相手がどのひともとても失礼だと書いていました。
うん。限りなく怪しい。
こちらのサイトでは、消費者苦情データベースが閲覧でき、さらに会社の苦情なども新たに送ることができます。
会社の名前をタイプして検索してみます。
するとこちらにも4件の消費者苦情が寄せられていました。こちらではこのような身に覚えの無い取り立ての苦情などを新たに提出することもできます。
こちらの4件をみてみると、CFPBが間に入り、その会社に連絡を取り状況を確認してくれているようです。また今回の私の友人と同じケースは全部このCFPBが間に入ってくれた後に、ケースがクローズになっていました。
今回の友人のケースでは
1. CFPBに苦情を寄せる。
2. CFPBにある、サンプルレターを使ってもう連絡をしてこないように、メールを送る。(CFPBでは最初の連絡があってから、30日以内に行動することをお勧めしています。)
3. 警察、クレジット会社、DMVに連絡をする。
と言う攻略をしていこうとしているようです。
このような詐欺まがいのケースはたくさん横行しています。
こちらのようなサイトに確認を取り、さらに、免許証のアイデンティティが盗まれているのは確かなので、
● 警察に連絡してレポートを取り、今後何かがあってもレポートで対応できるようにする
● クレジット会社に連絡し、レポートをする
● DMVに連絡して、免許証が盗まれたことを連絡し、新しい免許証を発行してもらう
● Identity theft に今後あわないようにExperianなどに登録するのもいいでしょう。
アメリカでは自分の身は自分で守らないとどんどん搾取されてしまいます。
頑張って戦っていきましょう。
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