top of page
FEATURED POSTS
RECENT POSTS

体と心を作るトレーニングと山を登る時の気をつけたい心がけについて

更新日:2020年3月27日


我が家の息子は今年の夏にPhilmont, New Mexicoにて2週間強の長いハイキングの予定があります。毎日、5−10マイルを歩く過酷なキャンプです。約2年前に企画され本人の希望で始まり、マンダトリーの高山にもなんども登ってきましたが、彼は高山病になりやすく、かなり苦労しています。

先日も10,000ftの山にデイハイクに行きましたが、困難があったため、リーダーにこのままで行ったら夏のハイクは諦めなければ行けないと言われてしまいました。

せっかく頑張ってきたし、お友達とぜひボーイスカウトの一生の思い出を作ってもらいたいと思って、母と息子はトレーニングを本格的に開始することにしました。

彼の弱いところは、メンタル的な弱さです。決して体が弱いとは思えないけれど、僕はダメだと思いがち。

高山病になってしまうということが少し彼をストップさせてしまっているのかもしれないし、周りのみんなのすごさに圧倒されているかもしれません。

この夏までに、私は仕事終わりに夕方彼と近くの丘に登って励まして、精神的に強くなる手助けをしながら、体を鍛えるお供をしようと思っています。

私の性格もそうなのですが、人はとかく山に登る時、山の頂上をみて、こんな山に登れるわけがないと思ってしまいます。山の大きさに圧倒されて最初の一歩が踏み出せないのです。

でも、ゴールは小さく作るべきです。ジグザグ道のその曲がり角まで行くことを目標にする。そこまで行ったら自分を褒める。そしてまた次の曲がり道を目指す。

人生もそう言うものだと信じています。大きな目標がない自分に嘆くのではなく、今目の前にある課題に取り組み、達成できたら、そんな自分を褒めてあげる。小さな成功体験の積み重ねがきっと子供の大きな力に後々なると信じています。大きな壁に立ち止まるのではなく、少しづつ登ってみる。

また、人と比べている息子にいつも伝えることは、”あなたが比べるべきはあなたの友達でもないし、昔の偉人でもない。ただただ、昨日の自分よりも今日の自分が一つでも前に進んでいればそれでいい。”

I can do it! その言葉を口にしながら、止まりそうになった時に、自分でもう一歩進んでみるという試みをしていこうと思っています。

日々勉強して日々前に進む子供でいてほしいとそう願ってやみません。

ただ、毎日頑張れ!頑張れの日々でも疲れてしまいます。せっかく子供と二人で過ごすハイキングをするのならば、時々は子供の今興味あることに興味を示して話してみるのも子供たちにとってはリラックスした会話ができてハイキングを純粋に楽しむことを学べるかもしれません。

メリハリ、バランス色々考えながらやって行きたいです。

メンタルトレーニング、多分これがポイント!

●山の頂上をみるのではなく、小さなゴールを作って自尊心を高めよう!

●人と比べるのではなく、昨日の自分と競争しよう!

●頑張る時と頑張らない時のメリハリをつけよう!

 

トレーニング

これからの2ヶ月はできるときは毎日(最低週に3−4回)はジョギング2マイル(行き帰り)そして、丘ではありますが、荷物をつめたバックパックを持ってハイキングを3マイルこなしていきたいと思っています。

週末は高山に足を運び、練習ハイキングをしましょう!一回でも多く行けば高山に慣れてきます。

トレーニング、多分これがポイント!

●毎日少しづつでも続けよう!

 

筋トレ

筋トレは体の大きな筋肉の下半身のスクワットをすることでハイキングに必要な筋肉が鍛えられるので、重りを持ってスクワットを10回を3セット。週に3−4回。毎日続けてしまうと筋肉が回復する時間がないためあまり効果がないそうです。

筋トレ、多分これがポイント!

●毎日少しづつでも続けよう!

 

実際に山に行く時には

歩き始める2時間前からスタートするまでの間

500mlほどの水を飲んでおくと、体のコンディションが整います。

登山の2日前から水分をいっぱい取る様にする。そうすると体が準備万端で登山の日を迎えることができます。

高山病の薬は2日前くらいから飲む。保険が効かないため高い薬ですが、高山病で苦しんでいる方はかかりつけのお医者さんに言って処方してもらいましょう。

水泳は普段使わない呼吸法をするため高山病にも効果的です。また膝を痛めたなどの経験のある人にも有効なトレーニング方法です。

キャンプなどをして複数日歩く場合には夜に次の日のために、足を痛めたりしない様に、痛み止めを飲むのもいいでしょう。

山に行ったら、多分これがポイント!

●水分補給をこまめにする!

●薬とうまく付き合う!

 

シャリバテしない様に

登山中は最低でも 2 時間に 1 回は食べ物を補給しましょう。お腹が空かない内に前倒しで食べれば疲れない体を保つことが出来きます。糖質(炭水化物)を中心にして塩味酸味を混ぜて飽きないように工夫するとよいでしょう。

エネルギーを作るのは糖質がほとんどだから、登山では五大栄養素 の他の 4 つは無視して、糖質だけ考えましょう。糖質とは御飯・餅・パン・ジャガイモ・麺 類・砂糖等です。ただし、糖質がエネルギーに変わる時にビタミンB1 が必要なので、 これも一緒に摂るようにしましょう。ビタミンB1 は“きなこ”・胡麻・ピーナッツ・胚芽米等です。

シャリバテバイバイ!、多分これがポイント!

●シャリバテしないように、飽きないように工夫しながら糖質を取ろう!ビタミンB1と一緒にうまくとりましょう!

 

カーボローディングの話

長時間運動してもエネルギー切れしない身体を一時的につくることをカーボローディングと言います。

マラソン等の持久力系運動選手は皆やっています。登山の 2~3 日前から炭水化物中心の食事に切り替えるのがカーボローディングで、肉や魚でなく御飯やうどんを中心にした食事に切り替えます。普段の食事は糖質エネルギー比 55%くらいですが、カーボローディングの時は 70%に上げます。 厳しい登山が予想される時は 1 週間前からカーボローディングに入る場合もあります。

カーボローディング、多分これがポイント!

●山に登る前からが遠足!遠足準備を怠らない!

 

数日前から炭水化物を意識した食事

4日前 : 糖質もOK。バランス重視の食事を取る

3日前 : 糖質を中心に。炭水化物を多めにとる

2日前 : 同じ

前日  : 消化に良いもの

当日:朝

登山開始から逆算して3−4時間前に済ませる

朝食はおにぎり、脂肪の少ないパン、うどんなど。 高糖質食を食べる。おにぎりをもち米にするとさらに糖質アップ

登る直前:

1時間前はおにぎりや、バナナ 30分前には消化の良いエネルギーゼリー、100%果汁ジュースなど

水も500ml飲んでおく。プロガイドの人は、登山30分前に持久系アミノ酸BCAAを含むドリンクを500のむ。これだけで疲労が違う。

 

登山の最中は!

水はちょこちょこ飲む。高山病になるのもこの水をちょこちょこ飲むことで防げる場合もあります。

汗と一緒に塩分が出てしまうので、梅干や塩昆布を食べて補給しましょう。スポーツドリンクも良いですが市販のスポーツドリンクには糖類が大量に含まれているから、カロリーの摂り過ぎに注意しましょう。

多少重くても行動食はウィダーインゼリーを愛用している人もいます。

かなり疲弊した状態でも素早く吸収できますし、手軽に摂取できます。

エネルギーイン、ビタミンイン、プロテインインの3種類を、状況に応じて使い分けます。水分も同時に取れるのでかなり優秀です。

最低でも1時間おきに、ちょこちょこ食べておく。

梅は疲労回復に良いので取り入れて見ましょう。いなり寿司とか、色々バラエティに持って行くといいでしょう。特に登山中は食欲がなくなりがちです。食欲がなくなって体力がなくなってしまったら元も子もありません。バラエティに富んだスナックをちょこちょこ食べる癖をつけましょう。

後半の疲れがピークの時はチョコレート、飴、菓子など。

トレーニング、多分これがポイント!

体を鍛えることももちろん大切ですが、強い心も登山には必要です。また我が家の息子のようにネガティブなことは一概に悪いとは言えません。登山にはネガティブな人が想像するような慎重さもとても大切です。

ネガティブな人間がポジティブシンキングを持った時に私は一番強いのかなと思います。慎重に、危険を回避しながら、ポジティブシンキングで自分をもう少し先に進める強い心を持って安全に楽しく登山を楽しんで行ってもらいたいです。

 

トレーニング日記

トレーニング初日 5/29

彼が今まで頑張ってきたことを伝え、彼は自信を持つべきだと言い聞かせながら登る。2マイルジョギング、3マイルハイキング。ハイキングに持って入ったカバンは10kg。

息子が運動をしてすっきりとした少し自信が持てたと言っていて嬉しかった。

5/30

ハイキング3マイル。時間がなかったので、ジョギングはしなかった。持っていったカバンは10kg。体力を保つために、食べるといいといっていたナッツや、干しぶどう。普段は食べないけれど、素直に食べ始める。

スクワットを40回。ハイキングの途中に平坦部分でカバンを背負ったまま、膝を落としスクワットもどき。

7月5日

Mt. Baldy (10,064 ft)にお友達と一緒に登頂。高山病の薬を飲んで行ってきた。やはり下りで気持ち悪くなり、荷物などを手伝ってもらうことになってしまいリーダーにやはり無理でしょうと言われてしまった。

7月の6日から毎日近所の山を歩くことにした。

もちろん高山でもなんでも無いので気持ち悪くはならないけれど体力をつけるために、また2週間毎日歩くことをシュミレーションする為にこれから、2週間は毎日なるべくトレーニングをすることを目標にする。

7月13日 

Mt. Baldy (10,064 ft)に再チャレンジ。今度は母も一緒に行くことに。リフトに乗って8000ftくらいまでは一気に登り、そこから行き帰りで8マイル弱を歩く。

今回は高山病の薬がサイドエフェクトで気持ち悪くなる場合があるとお医者さんから聞いた為、思い切って、薬を飲むのをやめて行ってみることに。

またお昼ご飯を山頂で食べる時に、彼は好んでサブウェイのサラミや、ソーセージなどを食べていましたが、山頂は気圧が低く消化もされずらくなる為、もう少しライトな食事をしたほうがいいというアドバイスももらったので、バーや、エナジーゼリーなどを中心にランチを変更。

今まで登山中に帽子を被りなさいと行ってもいつもいやだからと被らなかったのでそれもあまり良くなかったかもしれないと、今回は帽子もきちんと被らせる。

これらの変更が功をそうしたのか、下りになっても気持ち悪くなることもなく、元気に下山。息子はトレーニングの成果が出たのか、ふくらはぎに筋肉が出て大喜び。リーダーの人に報告するともう大丈夫だろうとお墨付きをもらいました。やった!

7月17日

今日まで毎日トレーニングをしましたが、疲労が感じられるように。(母のみ)よって、また今週末に行くことにしたMT.Baldyのために、木曜日金曜日は休息をとることにしました。

筋肉というのはただ闇雲に毎日鍛え続けるよりも、休息を入れることで超回復という効果を出して、さらに大きくなるのだそうです。毎日続けるトレーニングは返って筋肉を減らす結果にもなり得るのだそうです。

超回復のためには、24〜72時間のトレーニング間での休憩が効果をもたらすそうです。また、逆に休みすぎても筋肉は落ちるので要注意です。

閲覧数:10回

関連記事

すべて表示

目次

FOLLOW US
  • w-facebook
  • Twitter Clean
  • W-Pinterest
bottom of page