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アメリカで自分が亡くなった時残してあげられるもの。借金が残っていたらどうなるの?

更新日:2021年8月9日

アメリカで働いている人がもしもなくなったときに、パートナーや、子供に残してあげられるものはなんでしょう?

もし急に配偶者が亡くなったとき子供も抱えて途方に暮れることもあるでしょう。そんな時にまた生活をスタートするために助けてくれるものはなんでしょう。


様々なヘルプの受け方、資産の受け取り方など記録しておきます。


また万が一負債が残っている場合はどうなるのかも記録しておきます。





 

401K


まずアメリカで働いてる方の多くがおそらく持っているのではないかと思うものは401Kというものです。これはアメリカ において採用可能な確定拠出型の 個人 年金 制度の一つです。会社に働いていると会社を通して入ることが多く、自分が積み立てる額(給料から天引き)を会社がマッチアップしてくれる場合があります。例えば一か月300㌦積み立てると決めたら会社が同額もしくは決まった額をマッチアップしてくれるのです。これはとても良いベネフィットなので積極的にマッチアップしてもらいましょう!


長い年月アメリカで働いている場合はこの401Kがたくさんたまっている場合があるでしょう。配偶者が亡くなった時にはもしもアカウント保持者が相続人を登録している場合はその方が遺産相続人として受け取れます。もしも自分の401Kの相続人を選定していない場合はすぐさま登録しましょう。


この401Kは自分が積み立てしたものを会社がマッチアップしてくれる場合もあり長いこと働いているとたまりますが、その分を投資運用するために、さらに思っているよりもずっとたまっている場合があります。それぞれのアカウントは様々な会社のアカウントで運用している場合があります。個人で複数持っている方もいるかと思います。

たとえば、Vanguard やFidelity などの会社にアカウントがあるとおもいます。


アカウント保持者の死を証明するために死亡届が必要になります。


受け取り方法は

  • そのままお金をもらう(税金がかかる)

  • 自分のアカウントとして継続する

  • 自分のアカウントと合わせる

などが選べるようです。

 

こちらもアメリカで働いていると自動で加入させられます。SSNのベネフィットです。こちらは政府が管轄している機関です。毎月給料からSSNのお金が引かれています。



ssa.govmy social securityというところでアカウントを作成し、(個々のソーシャルセキュリティーナンバーが必要です。)自分が年金をもらえるクレジットである40クレジットをもうすでに得ているか、得ている場合はどのくらいの年金をもらえるのか、もしも自分が亡くなった場合は、家族にどのくらいのお金が支払われるのかが確認できます。


*一年で最大4クレジットもらえるので10年間SSNのタックスをおさめ続ければ40クレジットがもらえることになります。


40クレジットをもらえると、年金がもらえるようになります。年金は何歳からもらうかによって値段が変わります。またもしも自分が定年するまえにケガをしたり仕事ができなくなったりした場合にはDisability Benefit(心身の機能上の能力障害)が認定次第ではもらえます。こちらも病院の情報などをもらい自分で申請しなければなりません。

申請しないともらえません!


また定年前に配偶者が亡くなった場合は、サバイバーにSurvivor benefits(遺族年金)として一時金と毎月のお金が支払われます。申請しないともらえません!この額も全部亡くなった配偶者が毎年どのくらいのタックスを払っていたかによって変わってきます。


注意:こちらのベネフィットは以前は紙媒体で毎年レポートが送られてきましたが、現在はオンラインのみになりました。またアカウント保持者が亡くなった場合、すぐさまアカウントが閉められますので毎月、もしくは毎年はかならずログインし確認してベネフィットのPDFをダウンロードしておくことをお勧めします。


申請はオンラインからできます。アカウント保持者の死を証明するために死亡届が必要になります。

申請しないともらえません!必ずチェックして申請してもらえるようにしましょう!

 

IRA (Traditional IRA / Ruth IRA)

先ほど書いた401Kは会社が提供しているリタイア資金の積み立てですが、自分で会社を運営している場合や、会社が401(k)プランを提供していない場合は、自力でリタイア後のための資産運用をしておかなければいけません。アメリカの3割が老後の資金の準備ができていないというレポートもあります。

リタイア後の資産運用は、節税効果の高いIRA個人年金口座を利用して賢く行っておきましょう。


IRAには二通りあり、Traditional IRAとRuth IRAというものがあります。

  • Traditional IRA:積み立てた分の所得控除が得られる。引き出しの際に元金、運用益ともに課税される。


  • Roth IRA:課税後の所得から積立てるので積立て時に所得控除は得られないが、引出し時には元金、運用益ともに非課税。

IRAは積立額の上限が設定されています。日本の積み立てニーサなどと似ているかと思います。2021年の上限は据え置きで6,000ドル、50才以上の追加積立は1,000ドル。毎年値段が変わっているようです。


こちらもVanguard やFidelity などの会社に自分でアカウントを作成し、積み立てていく形となります。アカウントの口座手数料や、取り扱っている投資商品の種類などで選ぶといいと思います。


こちらも相続人の指定で配偶者もしくは子供などがもらえるようになっています。

アカウント保持者の死を証明するために死亡届が必要になります。



 

生命保険

生命保険に入っている方もいると思いますがこちらも忘れずに手続きをしなければいけません。また会社によっては会社の中でも生命保険に入っている場合があります。保険の証書はまとめておくといいでしょう。

アカウント保持者の死を証明するために死亡届が必要になります。会社によっては死亡届の原本ではなくコピーでもいい場合があります。





 

投資アカウント


こちらの場合も万が一の場合に備えて相続人の選定をしておきましょう。自分がせっかく積み立てたお金が家族にわからないままになったらもったいないですよね。


たいていの書類は死亡届が必要になります。死亡届は病院の証明書(病院で亡くなった場合)や、死亡見届け人などの照明が必要になります。また死になんらかの事件性がある場合はさらに長引く場合があります。病院で亡くなった場合は大体様々な手続きが終わり死亡届を手にしたのが亡くなってから2週間後くらいだったかと思います。



それぞれの手続きは死亡届が受け取ってからですのでそれからさらに1か月などの時間を要するかと思います。

 

その他のヘルプ

その間にも家族は生きていかなければいけないのでとれるヘルプを受けることが大切になってくると思います。



例えば配偶者もしくは家族の看病で仕事ができない場合はPaid Family Leaveなどで給料の60%-70%(週の給料)が支給されます。


もしも配偶者もしくは家族がケガや事故で仕事ができずに家族が路頭に迷いそうになったらこちらのベネフィットに申請しましょう。


不慮の事故やケガ、入院などで家族には賄えない医療費が出ていくこともあります。家族は負担することになりますが周りの友人でこのようにファンドを立ち上げて不幸のすぐ後にお金の問題で家族がみんなで大変な目にあうことを防げます。その他の生命保険や、SSNベネフィットなどは受け取るまでには死亡届が必要なばあいもあり時間がかかります。私が見た限り、このヘルプが一番即効性があり、遺族や、家族は立ち上げてお金をみんながドネーションしてくれてからは3日ぐらいで受け取れるようになっています。この会社がファンドの2%を受け取るようになっていますが、すぐのヘルプには一番効果がありました。




 


残念ながら負債がある場合

あなたが死んだ後、あなたに何が起こりますか? 確かなことは、あなたはもうあなたのクレジットを支払うことを心配する必要はありません。


ただしあなたの家族や配偶者には、別の話です。彼らはあなたのクレジットカードの残高を返済する責任があるのでしょうか?


ほとんどの場合、ありません。あなたが死ぬとき、あなたが借りているクレジットカードの負債は、一般的にあなたの財産からの資産から支払われます。ここでは、死後にクレジットカードの負債がどうなるか、そしてそれが適切に処理されるように生存者が何をすべきかを詳しく見てみましょう。

あなたが亡くなるとき、クレジットカードの借金の責任は誰ですか? あなたが亡くなるとき、あなたが残した借金は、あなたの相続人や生き残った配偶者に資産の分配される前に支払われなければならないようです。借金はあなたの財産から支払われます。あなたの財産の相続人は、あなたの財産より未払いの負債を支払います。

あなたが資産を持っているよりも多くの負債を持っている場合、あなたの財産は破産してしまいますこの場合、家族があなたのクレジットカードの借金を支払わなければならないかどうかは、いくつかの要因によって異なります。

あなたのクレジットカードの共同口座保有者である人は、あなたが死んだ後、債務の責任を負うこととなります。共同口座保有者は、共同署名者または共同借り手として一緒にクレジットカードを申請します。クレジットカード会社は、クレジットを発行するかどうかを決定する際に、両方の申請者の信用報告書をチェックします。両方の口座保有者は、クレジットカードの残高を支払う責任を負います。

最近、共同口座を提供する大手クレジットカード会社はほとんどありません。亡くなった配偶者とクレジットカードのアカウントを共有する場合、一方が他方のアカウントの承認されたユーザーである可能性が高くなります。(どのカテゴリに分類されるのかわからない場合は、クレジットカード発行会社に確認してください。)

承認されたユーザーは、アカウントの名前にクレジット カードを受け取り、カードの購入と支払いを行うことができます。ただし、メインのアカウント保有者が最終的にクレジットカードの残高を支払う責任があります。亡くなった人のアカウントで権限のあるユーザーの場合、一般的に未払い残高の支払いをする必要はありません。

しかし、1つの重要な例外があります:

あなたが承認されたユーザーであったか、クレジットカードが自分の名前にだけあったとしても、死亡後に配偶者のクレジットカードの借金を支払う必要があります。アリゾナ州、カリフォルニア州、アイダホ州、ルイジアナ州、ネバダ州、ニューメキシコ州、テキサス州、ワシントン州、ウィスコンシン州はコミュニティプロパティ州であり、アラスカ州は配偶者に財産コミュニティを作るオプションを提供します。法律はコミュニティの財産状態が州によって異なる場合があるため、これらの州のいずれかに住んでいる場合は、州内の不動産法に関する専門知識を持つ弁護士に責任が何であるかを尋ねてください。

カード保有者が死亡した後の次のステップ

親戚や愛する人が既存のクレジットカードの借金で亡くなったときは、次の手順を実行して、債務が適切に処理されるようにします。

  1. 承認されたユーザーであるクレジット カードの使用を停止します。(共同口座保有者であるクレジットカードは使用し続けることができます。ただし負債支払い責任あり)そのため、各配偶者が少なくとも1つのクレジットカードのプライマリカード保有者になることをお勧めします。

  2. 故人のクレジット カード アカウントの一覧を作成します。その人がどの口座を持っていたかわからない場合は、故人の配偶者または執行者が個人の信用報告書のコピーを要求して確認することができます。

  3. クレジットカード会社に死亡を通知します。カードが故人の名前にだけ記載されている場合は、アカウントを閉鎖するよう依頼する必要があります。共同クレジットカード口座をお持ちの場合は、クレジットカード発行会社に1人の口座保有者が死亡したことを伝えます。通常、アカウントを閉じるか、自分の名前でのみ開いたままにするオプションがあります。ただし、クレジット カード契約の条項 (年率など) は、お客様が唯一の口座保有者になると変更される場合があります。

  4. 3つの消費者信用調査所に通知します。クレジットカード会社は死亡を信用調査所に報告しますが、すぐには起こらない場合があります。あなたが待ちたくない場合は、3つの主要な消費者信用局(エクスペリアン、トランスユニオン、Equifax)に自分で死亡を報告することができます。これは、アイデンティティを盗む泥棒が故人の名前でクレジットを申請しないことを保証するのに役立ちます。 報告プロセスは、各信用調査所によって若干異なる場合があります。ただし、一般的には、死亡証明書と故人の社会保障番号のコピーを提供する必要があります。故人の配偶者でない限り、あなたが財産の執行者であるか、またはその人に代わって行動する権限を与えられているという証拠も必要です。

  5. 共同保有クレジットカードではタイムリーな支払いを行います。承認されたユーザーではない場合。カードを使用し続ける予定がない場合でも、1回の遅延支払いがクレジットスコアに悪影響を及ぼす可能性があるため、今後自分の名前でクレジットを取得することが難しくなる可能性があります。愛する人の死はストレスの多い時間なので、支払いを逃さないように、共同クレジット口座に自動最低支払いを設定することを検討してください。

故人が保有するクレジットカードの承認ユーザーである場合は、そのカードに対する支払いを行いません。電話して死亡の報告を行うと、遺族のかたのクレジットカードスコアが下がることを理由に負債を追ってでもカードを継続することを勧められますが、断ったほうがいいとおもいます。行ってしまうと、クレジットカード会社は法的にあなたが残高全体に責任を負ったと主張することができます。支払いが不足している場合、クレジット レポートには反映されず、プライマリ カード所有者の支払いのみが反映されます法案を支払うべきかどうかを明確にするように弁護士に依頼することを検討してください。 債権者から保護される資産 配偶者や他の親戚のクレジットカードの借金が財産よりも大きかった場合、クレジットカード会社に支払うために銀行口座を空にするか、配偶者の生命保険を引き渡す必要がありますか?

死亡した場合には、以下のタイプの資産が債権者から保護されます。

  • 退職金口座(雇用主主催401(k)または403(b)プラン、ソロ401(k)プラン、SEP IRA、Traditional IRAまたはRuth IRAを含む

  • 生命保険収益

  • 信託に保有する資産

  • 仲介口座

  • 住宅、州法に応じて、プロパティへのタイトルが保持されている方法

クレジットカード会社は、死亡後に生存者に連絡して、故人の財産の執行者に連絡する方法などの情報を得ることができます。ただし、お客様の責任ではないクレジットカードの借金の支払いを法的に求めることはできません。自分の責任が分からない場合は、州内の不動産法に詳しい弁護士に相談してください。

死亡後のクレジットカードの責任 あなたが生きている間にクレジットカードの残高を管理可能に保つことは、あなたのクレジットカードの借金があなたが死んだ後にあなたの生存者に負担をかけないことを保証することができます。

あくまでも私が調べた情報です。正しい情報を得るために弁護士などにご相談されることをお勧めします。



 

いますること。できること。


自分がまだ生きている間にすること。相手にもしてもらうこと。

  • すべての自分の資産の相続人を選定しましょう。英語ではBeneficiaryというところに配偶者、もしくはこどもなどの名前を選定します。

  • こちらの記事は裏を返せばこのような準備を老後のため、配偶者のためにしていきましょうという記事でもあります。

  • すべてのアカウント(生命保険・401K・SSNベネフィット・ワーカーズコンプ等)の情報をまとめて残しておきましょう。自分がいなくなった後にも家族が困らないように資産を守りましょう。

  • 負債をなるべくしないように生きましょう。


自分がもし亡くなった時に相手のために、しておいてあげること

  • クレジットカードは承認されたユーザーとして家族を追加する。そうすると家族は自分がいなくなった後に、負債をおいません。

  • パスワードなどの管理ソフトでパスワードが家族にとどくようにしてあげる。そうすればすべての情報に家族がアクセスできるようになります。詳しくは下記の関連記事をご参照ください。

いかがだったでしょうか?

ある日突然死は忍び寄るかもしれません。誰でも死にたくはないですが、だれにでも平等に死は訪れます。その形は誰も予測できません。せめて大切な家族のその後の人生を守ってあげるべく、用意しておいてあげたいものです。



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