top of page
FEATURED POSTS
RECENT POSTS

お金についてアメリカで学ぶ。クレジットスコアは信用偏差値!

日本で生まれ日本で育った私ですが、日本人の国民性はお金のことばかりを言うことを恥ずべきことという風習があるような気がします。汗水垂らして働いたお金はいいお金。一方楽して儲けたお金はよくないお金。投資など訳がわからないものよりは、貯金をすることが美徳とされているように思います。

かくいう私も若い時にはお金お金いうことはなんだか恥なような気がしてあまりお金に頓着しないことを注意していたような気がします。←おおいに間違い。


お金に対してしっかり学校で習ったりということもないし、お金のことを何も知らないまま社会に放り出されたような気がします。


そんな中私はアメリカに渡米しお金に関してしっかり考えなければいけないんだなと思い知らされるのです。


アメリカは車を買うにもクレジットカードを作るにも部屋を借りるのにもSSN(ソーシャル・セキュリティー・ナンバー)で様々な行動は記録されます。自分の行動に責任を持てない行動をしているとすぐさま反映されて社会信用度の低い人と烙印を押されてしまいます。


「クレジットヒストリー」とは、SSN下で管理された「支払い履歴」のこと。学歴を偏差値で表すように、SSNは信用度を偏差値で表すようなものです。「FICOスコア(最低300点から最高850点)」で表示されて579点より下は悪い、670点から上はまあまあ良いなどに分別されます。


例えば、クレジットスコアがないと家などを借りられません。大家さんはもちろん借主がお金にきちんとした人かどうか確認しなければ貸してくれないため、クレジットスコアの点を見ます。借りたい人が二人以上いた場合スコアの高い人がより信用度が高いと判断されるため、スコアが低い人には部屋を借りられないことも。もしくはデポジットをとても高く取られる可能性もあります。


クレジットスコアを取るために、若者もクレジットカードを持つのですが、最初は有名どころのクレジットカードなどが作れず、名前をあまり聞いたことがないクレジットカードを作り、毎月10ドルなりわざとクレジットカードを使い、それをきちんと支払いし返していくという実績を作りクレジットスコアを上げていきます。


クレジットカードもきちんと支払いをしないと信用度がガタ落ちし、サッカーでいうイエローカードのようなものを出されてしまい、それは何年もあとあとまでその情報が残ってクレジットスコアに影響します。


ではどうやってクレジットスコアは変わるのかというと、クレジットカードは30日サイクルで最低支払い金額を払えばいいのです。支払い期日をたとえ過ぎても遅延料金を払わせられますが、次の支払い期日までに、最低支払い金額に遅延料金を加算した額を支払えば、スコアには影響しません。クレジットカードを何枚持っていても、まんべんなく使用して、きちんと支払い期日を守って返済していればスコアに影響しません。


クレジットスコアをチェックするのが頻繁に起こるのはスコアが下がる可能性があります。


スコアに大きな影響を与える事項

●車の差し押さえ…支払いが滞り、車を銀行などの債権者に取られてしまった場合。

●家の差し押さえ(フォークロージャー)…銀行差し押さえ物件になってしまった場合。州税や固定資産税の滞納(Lien)も同様にスコアに影響します。

●給与差し止め…裁判所判決による給与差し止め命令が出てしまった場合。

●養育費の滞納…相手からの請求があった場合。

●自己破産…破産してから最低2年間は住宅ローンを組むことはできません。

●訴訟判決による債務の発生…支払金の判決が出て債務が生じた場合、クレジットレポートに記載されます。

●メディカルビル支払いの遅れ…医師、病院、ラボなどの医療費の支払いが遅れてしまった場合、未支払い分は、意外に早くコレクションエージェンシーに回されてしまいます。コレクションエージェンシーの記録はその後7年間残ってしまうため、クレジットヒストリーに影響します。



このようなスコアに影響を与える行動は何としても避けたいところです!


このようにアメリカに住んでいるとお金を使う身としてきちんとしていなければ生活が立ち行かなくなる場合もあるので、結構お金のことをシビアに考えなければいけないです。ゆえに私もお金に関して日本にいた頃よりもずっと考えるようになりました。


自分の身の丈にあった、生活をしきちんと借りたものはコツコツと返し、ローンを組んでまでの買い物は車以外しない。日々の生活を常に見直し、無駄なお金を出さないようにする。また賢く生活することでちょっとしたお小遣いもゲットしてみる。


アメリカは医療費や、歯医者のお金も高いため、日々健康に気をつけるようにする。せっかく節約していても、歯医者の治療で1000ドルなど持って行かれたらがっかりしますよね。


必要な買い物はなるべくセールなどを駆使して賢く手にいれる。待てる場合は、アメリカの大きなセール時まで待つ。ブラックフライデーや、メモリアルデーウィークエンドなど。

もちろんそれがどうしても必要かを何度か考えてから買う。


買うならば長く使えるようにしっかりしたものを買う。一度買ったら使いたおす。使った後にもいらなくなったら売れるように丁寧に使うことを心がける。


必要ないお金は給料が入った途端に貯金をする前貯金して、最低限で生活するようにする。

そして貯金したお金は銀行に眠らせずに、投資をする。投資はお金を株や、ETFに回すことも然り、勉強するためにお金を使い自分に投資をするのも然りです。投資を長い期間することで少しづつそれが増えていき将来の自分を助けてくれるもの。


アメリカにいるとしっかりとお金について考えるひとが社会的信頼度の高い人とみなされます。お金のことばかり言う人と変な偏見でお金を遠ざけるのは勿体無い!お金はきちんと向き合って使い方をきちんと学び、大切にしてくれる人のところに来てくれるんじゃないかと思っております。お金の亡者になるのではなく、お金の特徴をしっかりと知り大切にするスマートな大人になりたいものです。



閲覧数:9回

コメント


FOLLOW US
  • w-facebook
  • Twitter Clean
  • W-Pinterest
bottom of page